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防爆構造電子機器の導入が必要な防爆仕様基準

「どんな基準で導入すべき防爆仕様が決まっているの?」 

「防爆」と言うワード、工場やプラントで働く方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 

工場やプラントで働く上で最も怖い事故が、爆発事故です。 

データ上、日本での爆発事故は少ないものの、その危険性は計り知れません。 

よって、その環境で働く人々の命と安全を守るためにも、特定の条件下の場所では防爆措置を施す必要があります。 

 

本記事では、そういった爆発事故を未然に防ぐための「防爆構造」について、どのような基準で導入すべき防爆仕様が定められているのかについてまとめています。 

自身が働く場所での防爆対策を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。 

 

「危険箇所」とは? 

防爆仕様の電気機器導入が必要な「危険場所」とは、可燃性のガスや蒸気によって、爆発の可能性があると推測され、特別な予防策が必要となる区域を指します。 

 

防爆仕様の基準は、「どの程度の危険場所にその機器を導入するか」によって決まっているのです。 

「JIS C 60079-10:2008 爆発性雰囲気で使用する電気機械器具-第 10 部:危険区域の分類」 

によって定義されている危険箇所は全部で3箇所存在します。

 

電気機器を防爆仕様にする必要な場所「ゾーン0」 

「ゾーン0」とは、長時間の間連続して爆発性を孕んだガスや蒸気、粉じんを発生させると推測される場所を指します。 

 

電気機器を防爆仕様にする必要な場所「ゾーン1」 

「ゾーン1」とは、通常の状態であっても、爆発性・可燃性のあるガスを作り出す可能性があると推測される環境を指します。 

 

電気機器を防爆仕様にする必要な場所「ゾーン2」 

「ゾーン2」とは、異常状態下においてのみ、爆発性ガスを作り出すと推測される環境を指します。 

 

労働環境の危険度についてチェックを 

以上、本記事では労働環境の危険度に応じた防爆の導入基準について解説しました。 

防爆使用の基準を理解する上での参考になりましたでしょうか。 

本記事を参考に、ご自身が働いている環境について、どの危険度に該当するかチェックしてみてください。 

 

防爆工事でお悩みの方は防爆工事.comへご相談ください。 

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