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防爆エリアや防爆工事・運用に関する資格など防爆に必要な資格を紹介

工場や倉庫での爆発事故は、過去に日本でも実際に起きた例がいくつもあり、決して他人事とはいえません。 

事故を防止する有効な対策の1つに、爆発物と火花などの点火源が接触しないようにする防爆工事があります。 

安全のため防爆を取り入れたいと思っている方の中には、専門的な技術なので、なにか資格などが必要になるかもしれないとお考えの方もいるかもしれません。 

そこで、この記事では、防爆に必要な資格を紹介していきます。 

自社の工場、倉庫で防爆を導入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。 

 

防爆に関する資格には何があるのか  

防爆対策が求められる危険場所や防爆工事を行う際に必要となる主な資格を紹介します。 

 

危険物取扱者 

ガソリンなどの石油燃料、化学薬品といった可燃物や爆発物など、危険性が高いことから消防法で危険物とされている物質を扱うための資格です。 

危険物を実際に取り扱うときや他の作業者が取り扱いに立ち会う場合に必要です。 

取り扱い危険物の種類によって第1類から第6類に分類されていて、甲・乙・丙の3種類があり、丙種はガソリンなど特定の危険物のみで業務の範囲も限られ、乙種は取得した類の危険物のみですが、甲種になるとすべての危険物を扱う業務が可能になります。 

 

電気工事士 

住宅やビルなどの建物で電気工事を行う際に必要とされる資格で、法律上、無資格者は工事を行ってはいけないことになっています。 

電気工事士には第一種と第二種の2種類があり、第二種では低圧受電と呼ばれる600V以下で受電する住宅や商店などの工事が行え、第一種ではビルや工場など高圧受電の建物の工事も行えるようになります。 

防爆工事では、電気機器の配線工事なども実施するため、作業にあたっては電気工事資格も必要になってきます。 

 

防爆電気機器安全分野(SBA-Ex) 

SBA-Ex(セイフティベーシックアセッサ)といわれ、防爆を必要とする施設で運用や業務に従事する人のための保守・点検に関する資格です。 

防爆に関する知識を教育することで、日々の点検の方法や防爆機器が必要な危険場所の判断など、単に防爆を導入するだけでなく安全かつ適切に運用できる人材を育成します。 

防爆を必要とする工場や倉庫で実際に運用を行う作業者や管理者などが取得しておきたい資格です。 

 

工場や倉庫での爆発事故を防ぐ防爆工事  

防爆工事は工場や倉庫で爆発の危険がある可燃物が高温の機械や電気機器等から出る火花と接触するのを防止し、爆発事故の発生を防ぐための工事です。 

防爆には上記で説明したように、様々な専門的な資格が必要ですが、きちんとした知識もった人間が運用することで、安全性が確保され、工場や倉庫での爆発事故を防止するための非常に有効な対策になります。 

 

必要な資格を取得して防爆の安全な運用を 

いかがでしたでしょうか? 

この記事を読んでいただくことで防爆に必要な資格がご理解いただけたと思います。 

防爆は、爆発事故を防ぐため非常に有効な対策ですので、防爆工事の実施とともに専門的な資格を取得することで安全に運用できるようにしてください。 

 

防爆工事でお悩みの方は防爆工事.comへご相談ください。 

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