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工場における火災の原因にはなにがある?多岐にわたる工場の火災原因

近年では日本各地で大規模な工場火災が発生しており、工場での防火対策の強化が求められています。 

工場火災は一度発生すると、工場の生産停止など各方面に大きな被害を出す恐れがあるため、普段から防火を心がける必要があるといえます。 

では、火災の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。 

本記事では、工場火災が起きる原因を紹介します。 

工場の防火担当者の方など、防火対策のために火災の原因について知りたいと考えている方はぜひ、参考にしてみてください。 

 

工場の火災原因にはどんなものがあるのか?  

工場火災の原因として代表的なものを紹介します。 

設備、機器からの出火  

設置・使用している機械、電気機器などの設備や配線、作業で使用する工具などが原因で出火するケースで、工場での火災原因としては最も多くなっています。 

電気溶接機や切断機、研磨機、充電式電池、コンデンサといった電気機器からの火災が一番多く、原因には機器の老朽化や漏電などが考えられます。 

食品工場ではガスオーブンのようにガスや石油を使用する調理器具から出火する場合もあります。 

可燃性ガスや水蒸気、粉塵による火災 

工場で発生する可燃性ガスや水蒸気、粉塵などに引火するケースです。 

石油精製工場や化学合成プラントなどでは、可燃性ガスや可燃性の液体が蒸発した水蒸気が放出されることがあり、これが電気火花や高温の物体に接触すると火災・爆発につながります。 

また、穀物等を扱う工場で空気中に舞った可燃性の粉塵に着火した場合も、粉塵爆発が起こって火災の原因になり、舞い上がった粉塵が連鎖的な爆発を起こすため、大きな被害が出ることもあります。 

放火や過失による出火  

不審者による放火や喫煙所でのタバコの不始末、機械の不適切な操作のように工場に勤務している人の過失など、人為的な理由や過失で工場火災が発生することです。 

出荷原因は不明や調査中になっていることも多く、その中にはこうした人為的な理由による出火が含まれるものと考えられます。 

工場での火災を防ぐ防爆設備  

防爆工事は、工場の設備が高温になったり、火花が飛んだりして可燃性ガスや粉塵などに引火して火災の原因になるのを防ぐ工事です。 

それぞれの工場設備にあわせた施工が可能で、原因の多くを占める設備や機器からの火災を防止する上で有力な防火対策の1つといえます。 

 

原因がわかったら、次は対策を打とう!

ここまで工場火災の原因を解説してきましたが、本当に恐ろしいですよね?

原因を知って満足し、実際に対策が打てていないと万が一のことが起こった場合、元も子もありません。

工場火災の対策方法とは?火災対策を原因別に紹介しますで詳しく解説しているので、方法を知ったうえで万全な対策を取っていきましょう!

 

工場火災の多くは設備・機器から発生しています 

いかがでしたでしょうか? 

この記事を読んでいただくことで工場火災の原因がご理解いただけたと思います。 

原因は多岐にわたりますが、その多くは使われている機器や設備からの出火ですので、普段から点検を心がけるとともにそれぞれの工場に適した防火対策を実施する必要があります。 

防爆工事でお悩みの方は防爆工事.comへご相談ください。 

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