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防爆構造規格における「耐圧防爆構造」とは?

工事現場やプラントなどで使用する電気機器には、安全性の観点から「防爆構造」の組み込みが必要とされています。 

端的には「爆発物の爆発を防ぐ」ための構造です。 

本記事では、その防爆構造の1つである「耐圧防爆構造」について解説しています。 

「耐圧防爆構造」とは 

耐圧防爆構造とは、容器内部で爆発性ガスの爆発が起こった際に、容器外部で副次的な被害がでないようにした防爆構造のことで、防爆構造記号では”d”で表されます。 

 

簡単にまとめれば、容器内で爆発してもその爆発は外部に漏れず、外部にガスがあっても引火することがない、ということです。 

そのため、実質的には点火源を爆発性ガスから切り離す役割を果たしていることになります。 

また、上述した通り、容器の内部での爆発に耐える必要があるため、容器の内容積に応じて 、8〜10kg/cm の内部圧力に耐えられることが必要条件となっています。 

 

「耐圧防爆構造」が適用される危険箇所の分類 

危険箇所は「Zone1(0種危険箇所)」、「Zone2(1種危険箇所)」、「Zone3(2種危険箇所)」、「非危険箇所」の4つに分類されます。 

 

可燃性物質や高度な電気機器を扱う工場やプラントは、上記のZone1からZone3のいずれかに該当します。 

「耐圧防爆構造」は、Zone1とZone2でのみ使用が限定されており、Zone0に該当する危険箇所では使用することができません。 

同構造は、あくまで点火源を隔離するという役割ですので、危険度の高い箇所には導入ができないことになっています。 

「耐圧防爆構造」の電気機器における点検項目 

耐圧防爆構造が導入されている電気機器は以下の有無を重点的に確認しましょう。 

 

①容器外部の損傷や亀裂 

②締め付けボルトの腐食や緩み 

③ガラス部分の損傷 

④操作軸や稼働部分の摩耗 

⑤固着材料やパッキンのひび割れ、損傷 

 

定期的なメンテナンスは機器の故障を未然に防ぐだけでなく、従業員の安全を守ることにも繋がります。 

安全に働くために点検はしっかりと行いましょう 

以上、本記事では、防爆構造の1つである「耐圧防爆構造」について解説しました。 

点検に必要な項目を理解する上での参考になりましたでしょうか。 

容器の腐食や損傷だけでなく、ガラス部分のヒビや、ゴムパッキンのズレなどによって正常に作動しない可能性もあります。 

ぜひ本記事をきっかけにご自身で点検をしてみてください。 

 

防爆工事でお悩みの方は防爆工事.comへご相談ください。 

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